世界樹の迷宮III
今回のレビューは「世界樹の迷宮III 星海の来訪者」です。
このゲームはDSでのRPGですが、手軽なゲームが多いDSにしては、かなりハードな作りと
なっています。ウィザードリーと比較されることの多い本シリーズですが、おそらく
ゲーム難易度だけでなく、自由度の高さも比較される要因でしょう。
最近のRPGではストーリーやキャラ、映像に重視を置かれる傾向があり、プレイヤーは
「遊ぶ」というよりも「観る」という立場に置かれがちです。しかし、本作ではキャラ名や
所属する団体名だけでなく、各キャラクターの職業、さらにはゲームの目的であるクエストも
受けるかどうか自由に選択できます。もちろん軸となるメインシナリオはありますが、
オンラインゲームのように、自分の好きなダンジョンで、好きなスタイルで遊ぶことが可能です。
自由度だけでなく、ゲーム難易度の高さも特筆すべき点でしょう。とにかく、よく全滅させられる
ゲームでした。しかし、それは難易度が高いということで、ゲームバランスが崩壊しているわけでなく、
むしろ全滅するたびに新たな方法を模索させられるという意味では良いバランスだと感じました。
本作からワイヤレス通信にも対応しており、最大で5人まで一緒にプレイすることが出来ます。また、
すれ違い通信でのギルドカード収集という要素もありますので、プレイしていない通勤通学途中でも、
DSを鞄に入れておけばゲームを有利に進められる可能性はあります。ただし、DQ9ほどはメジャーでは
ないため、他プレイヤーとすれ違える頻度は低いかもしれません。もちろん、通信機能無しでも
不利になることはないので、その点は安心していいと思います。
クリアすることのみを目標とするなら概ね35時間前後だと思いますが、やり込み要素と自由度の高い
作品ですので、空いた時間にちょっとずつでも長く楽しめるように仕上がっています。最近の一本道な
RPGに飽きた方には、ぜひプレイしていただきたい作品です。